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アロマテラピーの歴史・中世編 [アロマテラピー検定問題]

アラビア世界:植物医学はアラビアにおいて技術的に大発展をとげた。
アロマテラピー史上画期的なことは、10~11世紀にかけて精油の蒸留法が確立されたこと。それは、錬金術の技術の中で完成された。さらに、ヨーロッパで僧院医学、ハーブ医学として受け継がれ発展していった。

イブン・シーナ(980~1037年頃):アラビアの医学者で哲学者。
精油の蒸留法を確立した。また、アリストテレス哲学のもと、独自の哲学を作り上げ、医学書「医学典範(カノン)」を著した。ヨーロッパの医科大学の教科書として17世紀に至るまで使われた。アラビア医学に、インドと中国の手法を取り入れた伝承医学の確立に貢献した。「現存するものはすべて必然である」。イブン・シーナはラテン語では「アウィセンナ」、「アウィケンナ」、「アヴィケンナ」と呼ばれた。

十字軍(1095~1291年)の業績:11世紀、イスラム教徒から聖地エルサレムを奪回するために、ローマ教皇が派遣した十字軍により、ハーブや医学の文化交流が生まれた。

僧院医学:中世ヨーロッパの教会や修道院では、薬草中心の僧院医学が実践されていた。その後、都市形成と人口増加のため職業としての医師が必要となり、イタリアのサレルノやモンペリエの町に医師養成所が設立された。
ギリシャ、ローマ、アラビア、ユダヤの4文化が認められたため、さまざまな知識を吸収することが出来、医学が発展した。
10世紀末にはサレルノ医科大学が設立され、「サレルノ養生訓」が書かれた。
1140年、シチリア王によって医師国家免許の始まりといえる制度が開始された。


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